変化に富んだ地形と黒潮の恩恵を受ける相模湾の佐島沖では、一年を通して様々な魚と出会える。
寒さ厳しき折、訪れる釣り人を夢中にさせているのが、エサ取り名人の曲者カワハギ。合わせが難しいことで知られる魚。固い皮の下に美味なる白身を隠し持ち、その釣りは極めるほどに面白い。
三浦半島の沖合で、カワハギ釣りに情熱を注いているのが、平賀(ひらが)精一(せいいち)さん。
神奈川県相模市にある釣具店の名物店長だ。
相手は難敵。積み重ねてきた長年にわたる経験値が攻略の糸口となる。
釣ってよし、食して満足、相模湾のカワハギ。
こだわりの仕掛けで楽しむ繊細なアタリ。小さな魚だが、その魅力は限りない。
タックル
竿 :1.75mカワハギ専用ロッド
リール:小型両軸リール
道糸:PE 0.8号
幹糸:フロロ3号
ハリス:フロロ2号
オモリ:25号
ハリ :満点カワハギ 3号/プロトタイプ
放送日 2016年1月30日
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若狭湾国定公園の一部。リアス式海岸の起伏が美しい小浜湾。
小浜の街は、この静かな海に守られてきた。
界隈(かいわい)は、かつて帝(みかど)の食卓を担(にな)った御食国。
若狭で採れた魚介類は干物や焼き物に加工され、京都へと運ばれた。
豊富な魚介類を育む若狭湾。豊かな海で狙うのは、ケンサキイカ。
大型で味の良いヤリイカの仲間だ。
アングラーは、小浜市で釣り具店を経営する横山(よこやま)登(のぶ)隆(たか)さん。
ダイレクトなアタリが楽しいイカメタルゲーム。漁火(いさりび)煌(きた)めく若狭湾で
旬を迎えたケンサキイカを誘い出す。
○タックル
ロッド:7ftクラス イカメタル専用ロッド
リール:カウンター付き小型両軸リール
レバーブレーキ付きスピニングリール
道糸:PE 0.6号
リーダー:フロロ12lb
エギ:Draw4 2.5号
鉛スッテ:レベルスッテ 10号
放送日 2015年8月22日
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肌を刺すような海風。12月に解禁となったヒラメのシーズンが佳境を迎えている。
ベイトとなるのはイワシの群れ。その下にヒラメが潜んでいるはずだ。
胴付きのタックルを手に、ターゲットを追い求めるのは、鈴木尚之(すずきなおゆき)さん。
大手釣具店に務めている。得意とするのはショアでのライトゲーム。
冷たい海がアングラーの熱に沸き立つ。まさに冬こそ熱いヒラメゲーム。
茨城県・日立沖で目指すのは、5キロを超える大物ヒラメだ。
寒さを吹き飛ばすホットな釣りをご覧いただこう。
○タックル
竿:2mライトゲームロッドM
リール:小型両軸リール
道糸:PE‐1.5号
仕掛け:船ヒラメの基本トリプル
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放送日 2015年1月24日
鳥山の下で激しくナブラ立つ海面。相模湾が騒がしい。この喧騒(けんそう)を巻き起こしているのは、キハダマグロだ。
近年、暖かい海を回遊していた大きなキハダが湾内へ入って来るようになった。
それを知った釣り師がこぞって押し寄せ、今やこの海は、遊漁船犇(ひし)めくホットスポットと化している。
マグロ狙いはルアーが主流だが、コマセのエサ釣りも人気が高い。
その醍醐味を紹介してくれるのは、横浜市にある釣具店の名物店長、石田守弘さん。
相模湾での豪快なマグロゲームに魅了された釣り人だ。
都市圏からほど近い海で、30キロオーバーのキハダが釣れる。
身近な場所で味わえる最大級のファイトに酔いしれよう。
放送日 2014年9月27日
○タックル
ミヨシの竿:2.1mマグロロッド/竿②:1.75mマグロロッド
リール:大型電動リール
道糸:PE-10号/リーダー:ナイロン50号10m
ハリス:24号4.5m/コマセカゴ:80号
ハリ:閂青物15号
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千葉県・房総半島南端の洲崎(すのさき)から続く、外房と呼ばれる太平洋に面するエリアは、冬でも比較的温暖な気候で知られる。
房総半島の東部に位置するいすみ市大原は丘陵から海にのぞむ漁業の町だ。
この大原の港で親から子へとバトンを渡し、4代続く老舗の釣り宿が新幸丸。
マダイへのこだわりを代々受け継いで来た。
大船長は外房の海を知りつくす山口雄幸(ゆうこう)さん、74歳。
『ひとつテンヤ』はライトタックルを使ってマダイの強い引きを直に楽しむスタイル。オモリと針を一体化させて、ゲーム性を高めている。
親子三代にわたって、こだわる、ひとつテンヤのマダイ釣り。
千葉県、外房の海で進化した、その神髄に迫る。
放送日 2014年4月19日
○タックル
ロッド:2.3m新幸丸オリジナル
リール:中型スピニングリール
道糸:PE0.8号
リーダー:フロロ2.5号
カブラ:8号
フック:尖鋭カブラX
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東北の人々から希望の光を奪い去った大震災から三年。
遅々として進まない国の復興事業をよそに、東北の港町は、力強く歩き出していた。
塩竃港では、震災の三カ月後に遊漁船も復活していたという。
かつての豊かな海は戻っているのか。
狙いはカレイ。釣り(つ )味(あじ)も食味(しょくみ)も抜群の底物(そこもの)。今は乗(の)っ込みで、様々な種類が釣れる。
釣行の案内人は、菅原正さん。岩手県一関市在住の大工さんで、東北屈指の船釣り師だ。
初日に、菅原さんはカレイのみで五目という目標を掲げた。
釣果は4種類。惜しくも五目達成はならなかったが、東北の海が元気を取り戻していることを証明した。
みちのくカレイ釣行二日目。カレイの3枚掛けに挑む菅原さん。
最終目標は100枚。名手の腕前に期待しよう。
放送日 2014年2月8日
○タックル
竿: 1.65mカレイ専用ロッド
リール:小型両軸リール
オモリ: 40号
道糸:PE1.5号
フック:剣剛カレイ 12号
今回の夢釣行は未曾有(みぞう)の大災害から間もなく三年を迎える宮城県の港を訪れる。
そこには国復興が進まないなか、持前の粘りで立ち上がろうとしている
東北人たちが居る。塩竈港は他の地区に比べて津波の影響が少なかったこともあり、
震災の三カ月後には漁業と共に遊漁船も復活していた。
甚大(じんだい)な被害を受けた閖上(ゆりあげ)港でさえ、一年後には半数近くの釣り船が営業を
再開したのだという。
狙いはカレイ。誘って喰わせる釣りの面白さだけでなく、料理のバリュエーションも豊富な人気のターゲット。
この釣りの魅力を伝えるのは菅原正さん。岩手県一関市(いちのせきし)在住の大工さんで、
東北を代表する船釣り師だ。
一月は大物が期待できる乗っ込みの時期。寒風吹きすさぶ海で、菅原さんはどんな釣りを見せてくれるだろうか。
放送日 2014年2月1日
○タックル
竿: 1.65mカレイ専用ロッド
リール:小型両軸リール
オモリ: 40号
道糸:PE1.5号
フック:剣剛カレイ 13号
船釣りのカリスマ、永井裕策。半世紀もの長きにわたり、魚を追い続けてきた。
その情熱は、独自の工夫を施したコマセカゴを編み出すという形で結実。
釣りに革命を起こした。人は彼をマダイの永井と呼ぶ。
今回の舞台は南半球、ニュージーランド北島。生き物が沸き立つ豊穣の海。
永井名人が目指しているのは、10キロ超えの超大物マダイ。
3日間のマダイ釣行は初日を終え、2匹をゲット。いずれも3キロ台。
美しい魚体だったが目標には届かなかった。
ニュージーランド釣行は残すところ2日。果たして名人の夢は叶うのか?
○タックル
竿: 真鯛用80×250
リール: 中型電動リール
道糸: PE 3号
リーダー:フロロ8号
針: オールパーパスベイトフック 10号
放送日 2014年18日
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沖釣りの巨匠、永井裕策。飽くなき探求心を持ってこのジャンルに革新をもたらした男だ。
その名を広く世に知らしめるきっかけの一つが、独自の工夫を加えたコマセカゴの開発。
船の上が似合うカリスマは、この釣りをさらなるステージへと引き上げた功労者でもある。半世紀もの間、マダイと過ごしてきた永井さん。
今回の舞台は南半球、ニュージーランド。生き物が沸き立つ豊穣の海。
永井名人が目指しているのは、10キロ超えの超大物マダイ。
名人の夢は叶うのか?挑戦の行方を追う。
放送日 2014年1月11日
○タックル
竿: 真鯛用80×250
リール: 中型電動リール
道糸: PE 3号
リーダー:フロロ8号
針: オールパーパスベイトフック #10