
滋賀県北西部、琵琶湖に面した高島は、古より都と若狭を結ぶ交通の要衝として栄えてきた。湖に流入する水の3分の1が高島から、と言われる豊かな水源は琵琶湖独自の類まれな生態系に寄与。地域で育む水辺にはビワマスやニゴロブナ、ホンモロコなど数多の固有種が生息している。小さなタナゴは4種を数え、極小の世界に魅せられた釣り師の興を掻き立てる。大阪から足繁く琵琶湖に通う水廣昭次さんも、そのひとり。
淡水小物釣りに精通する、熟達のベテランだ。一年を通して、寒暖の差が大きく、四季の移ろい鮮やかな高島。咲き誇る桜を愛でながら、近江の水郷で愛しきタナゴと戯れる。
■タックル①
竿:タナゴ専用竿(里山) 2m60cm
道糸:ナイロン 0.3号
ウキ:極小トウガラシ型
オモリ:板オモリ 0.1mm+ガン玉 8号
ハリ:タナゴ3cm(チチワ付)新半月
タックル②
竿:タナゴ専用竿(里山) 2m20cm
仕掛け:完全仕掛け 2m30cm
道糸 0.3号
親ウキ斜め通しシモリ仕掛け
板オモリ 0.1mm
ハリ:タナゴ3cm(チチワ付)新半月
■撮影場所 滋賀県 高島
■放送日 2025年5月31日

No.12358 「SBT-58 ジャングルトレーラー」の製品紹介動画です。
製品ページ https://www.owner.co.jp/search/37446/

福井の嶺北地方を潤し、日野川と合流、日本海へと注ぐ越前の名高き九頭竜川。夏場、鮎の友釣りで賑わう流域には、2月から5月にかけて、海から遡上するサクラマスを求め、全国から腕自慢が馳せ参じる。遠征費に糸目はつけない熱狂的なフリークさえ羨む、釣り場から車で僅か5分、福井市内に居を構える中山隆夫さん。地の利と経験則を活かし、今シーズン、三本のサクラマスを手にしている。九頭竜川のポイント・攻め方は大方、頭に入っているのだが…万全の備えで挑んでも、釣れないのがサクラマス。だから面白い。何年やっても、答えは出ない。
■タックル①
ロッド:スピニングロッド 8.6ft
リール:4000番クラス スピニングリール
メインライン:PE 1.5号 150m
リーダー:ナイロン 20lb
リング:クイックスナップX 1号
スプリットリングハイパーワイヤー #3
ルアー:ミノー
フロントフック:STX-38ZN #6
リアフック:S-75M #1
タックル②
ロッド:ベイトロッド 8.2ft
リール:100番クラス 両軸リール
メインライン:PE 2号 150m
リーダー:ナイロン 20lb
リング:クイックスナップX 1号
スプリットリングハイパーワイヤー #3
■撮影場所 福井県 九頭竜川
■放送日 2025年5月24日

蔵王連峰の裾野、満々と水を湛えた釜房湖は、「みちのく杜の湖畔公園」に認定された憩いの水辺。四季折々、多彩な表情を見せる畔は春、桜が咲き誇る。青い空と白い雲に映える見事なソメイヨシノの下で、ウキを通して魚と語らうのは埼玉に暮らす萩野孝之さん。猛者集うヘラブナ釣りの全国大会を4度制した歴戦の手練れだ。釣技、懐深く、人柄朗らか…名手が迫るノッコミのヘラブナ。その格別な釣りを…
■タックル
竿:へら竿 10.5尺
道糸:ザイト へら道糸 フラッシュブルー 1.5号
へらテーパーストッパー 2.0M
強力一体ウキベスト 1号
ウキ:一志プロトボディ 4枚合わせ 7cm
ハリス:0.8号 35cm/50cm
ハリ:金へら改良スレ 8号
■撮影場所 宮城県 釜房湖
■放送日 2025年5月10日

紺碧の空に一際映える群馬の名峰、赤城山。麓に横たわるカルデラ湖は結氷し、雪を乗せ、冬の風情を醸し出す。本州で氷上ワカサギ釣りが楽しめる希少なフィールドは凍てつく寒さ…防寒対策万全にオリジナルの仕掛けで可憐なワカサギに挑むのは松田克久さん。
鮎釣りの全国大会も制した歴戦の手練れは、卓越した見識をもって、独自の世界観を釣りに投影してきた。赤城大沼は経験値を積み上げるには、うってつけ。修練の場としてベテランのチャレンジングスピリットを刺激する。食い渋るワカサギと丁々発止。策を講じて口を使わせる。氷上に輝く銀鱗は…さも宝石の如し。
■タックル
穂先:29cm
リール:ワカサギ専用リール
道糸:PE 0.25号
オモリ:渋りワカサギオモリ 3g
自作仕掛け
幹糸:ザイト・フロロ鮎 0.2号
エダス:フロロ 0.2号 2.5cm
ハリ:金 タフ渋りワカサギ袖 1.5号
■撮影協力 バンディ塩原様
■放送日 2025年3月29日

山梨県の南東部、霊峰富士の麓に横たわる山中湖は四季折々、多様性に富んだ豊かな表情を見せてくれる。寒風吹き荒ぶ頃…分厚いジャケットを脱ぎ、ヌクヌクの船内で可憐な銀鱗を追う。真冬のワカサギ釣りに挑む藤田さいきさんはJLPGAツアーに参戦する歴戦のプロゴルファー。2006年に初優勝。長きに亘り、安定した成績を積み重ね数々の栄冠を手にしてきた。出場試合数587。昨年の賞金ランキングは10位。現役バリバリのトッププロは今、遠征先にタックルを持って行く程、釣りにどっぷりハマっている。ワカサギは初めてのターゲットながら…勝負師の感性鋭く…気軽で楽しさに満ちた冬の風物詩を堪能する。
■タックル
穂先:金属先調子 34cm
リール:ワカサギ専用電動リール
道糸:PE 0.15号
オモリ:時短スリムワカサギオモリ 8g
仕掛け:時短ワカサギ7本 1号
時短誘々ワカサギ6本 1号
■撮影協力 つちやボート様
■放送日 2025年2月1日