
冬場に起きがちな風流れによるシモリ対策、昼頃から起きる時合落ちによる食い渋りの打開策によって見事に筑波湖を攻略した。
3:32
HERAサプリ⑤「斜めだと食いにくい」
前半でも触れたエサ(ハリ)の角度。この日は寝かし気味の方がヒットすると忠相さんは判断したのでタナを深くしエサを底に寝かせる(安定)ことで食いアタリに繋げた。
5:17
HERAサプリ⑥「底釣りなんでエサ落ちは気にしないで」
ハリを重くしたが、底釣りのエサ落ちはハリが底に着いた状態なのでハリの重さがウキにかからない。よってハリを換えてもエサ落ちを気にする必要がないのだ。
11:40
HERAサプリ⑦「グルテンは膨らむ」
グルテンエサは水中に入ると大きく膨らむのが特徴。それゆえ、エサ付けが大きいとアタリが出にくかったり空振ったりする。基本的にハリが隠れるぐらいの大きさが目安。クワセエサで使用するときは特に小さくつける。
14:20
HERAサプリ⑧「全部グルテンでした」
セット釣りに変更してからのヒットはすべてグルテンエサだった。食い渋りに軽くて吸い込みやすいグルテンエサのメリットが存分に発揮された。
■撮影協力
茨城県筑波湖様
Audionautix の Dobro Mash は、クリエイティブ・コモンズ – 著作権表示必須 4.0 ライセンスに基づいて使用が許諾されます。 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
アーティスト: http://audionautix.com/

タナ取りと打ち始めの地合作り/石井忠相のバランスの底釣り【HERA三昧 File.05】
独特の世界観でヘラブナ釣りファンを魅了する底釣り。シンプルであるがゆえに繊細さが求められる序盤のアプローチを丁寧に解説する。
2:14
HERAサプリ①「ウキが見えるところ」
小さいアタリやサワリだけでなく、ナジミ幅などウキの目盛りが見えないことは大きなストレス。風波や太陽の位置、ウキが立つ場所の水面の色が濃いなどウキが見やすい条件でポイントを選ぶことは重要だ。
8:25
HERAサプリ②「エサのナジミ幅」
打ち始めのナジミ幅を覚えておき基準とする。このナジミ幅が変わったら何かしら状況が変化していると推察。エサが持っていない、ハリスが絡んだ、底が掘れたなどすべてナジミ幅の変化で見極める。つまり一定のナジミ幅で釣っていくことが重要なのだ。
11:04
HERAサプリ③「回収の意味も含めて」
ついつい待ちすぎてしまいがちな底釣り。釣りのリズムが遅くなってしまうことを踏まえて、エサ落ち近辺まで戻ってきてから(残っているエサが少ない)のアタリは多少弱かったり、食いアタリではないかなと思ってもアワせていく。
12:32
HERAサプリ④「ちょっとナジんじゃいましたね」
基準となるナジミ幅より深くナジんだシーン。すぐさまタナを1㎝深くして調整した。打ち始めは特にこまめにタナ調整する。
■撮影協力
茨城県筑波湖様
Audionautix の Dobro Mash は、クリエイティブ・コモンズ – 著作権表示必須 4.0 ライセンスに基づいて使用が許諾されます。 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
アーティスト: http://audionautix.com/

淀川水系木津川の支流、三重県を流れる名張川に涼やかな瀬音が響く。苔生す石周りに潜むアユを求め、清流に立ちこむ。夏は日本古来の伝統釣法、友釣りの季節…長尺の鮎竿を手に川と対峙するのは辻行雄さん。名張の生まれ。幼少の頃から釣りに親しみ、古稀を過ぎてなお、競技の世界に身を置く友釣りのベテランだ。名張川の可憐なアユに人生を捧げて…円熟の技が冴え渡る名手の友釣りは軽やかにして、味わい深い。
■タックル
竿:中硬 胴調子 8.5m
水中糸:ザイト・鮎フロロ 0.2号
サカサ:スプリングサカサ 1号
中ハリス:ザイト・鼻かん仕掛糸FC 0.6号
鼻かん:マーク鼻かん 5.5mm
ハリハリス:ザイト・鮎トップハリス フロロ 0.8号
ハリ:谺 6号
■撮影協力 追い星おとり店様
■放送日 2024年9月7日

茹だるような暑さ…涼を求めて清流に立ち込む。舞台は天然の鮎が遡上する神奈川県南西部を流れる酒匂川。この時期、鮎をオトリにした友釣りが定番だが、プラグを使った新たなメソッド、アユルアーを提唱するのはルアーフィッシングの魅力を精力的に発信するプロアングラー辺見哲也さん。相模湾からの涼やかな風を総身に感じ釣り興じる。誰もが気軽に楽しめるアユルアーの魅力を名手が語る。
■タックル
ロッド:ルアーロッド 9ft10in
リール:中型スピニングリール
メインライン:PE 0.8号
リーダー:フロロ 6lb
ルアー:誉 100F
フック:鮎ルアーのフック 掛かり重視 7号
■撮影協力 酒匂川漁業協同組合様
■放送日 2024年8月24日

房総半島のほぼ中央に横たわる高滝湖。千葉県最大の面積を誇る緑濃き人造の水辺でブラックバスに挑む。湖に注ぐ川筋に分け入り、トップの攻めでカバーを丹念に探っていく。自ら仕上げたルアーを駆使し水面にアピールするのは松本光弘さん。1977年、大阪府の生まれ。2004年にバス専用のトップウォーターブランドを立ち上げた。
トップで炸裂するバイトに魅せられて…独創のルアービルダーが挑む灼熱のトップウォーターゲーム。勝負の行方や如何に…
■タックル
ロッド:バスロッド 6ft5in
リール:小型ベイトリール
メインライン:PE 4号
リーダー:ナイロン 40lb
ルアー:痴虫 海馬
フック:SD-36 #2/0
■撮影協力 高滝湖観光企業組合様
■放送日 2024年8月17日

石井旭舟の代名詞・深宙両ダンゴ。
ただ釣れるだけでは面白くない。
石井旭舟がこだわる深位置で当たらせるスタイルを見事に披露してくれた。
3:53
HERAサプリ①「持っていくようなアタリ」
高い位置で食っているのでエサは合っている。
ただこのアタリばかりで釣り続けることはできない。
深い位置、ウキがしっかりナジんだところからのアタリで釣っていくのが石井さんの理想。
5:08
HERAサプリ②「カラでもいいぞ」
ウキがナジんだ位置での空振りは悪くない。
エサがしっかり持っている証拠でもあり、タナに魚が多くなれば自然と食いアタリになってくる。
11:09
HERAサプリ③「セッティング」
平日で空いていることもあり、普段と比べるとウキは2サイズ大きめ、ハリは「リグル」9号でエサも大きめが正解となった。
大きすぎるとは言うが、これが一番釣れたので強くはなくベストなセッティングだった。
11:44
HERAサプリ④「釣りが簡単」
石井さんが口癖のように言う「ヘラブナ釣りは難しくない」の真髄はここにある。
あえて難しいことはせず、深い位置までエサを持たせて当たらせる基本に忠実なスタイルが一番釣れる。
ここにこだわるのが石井流の深宙両ダンゴなのだ。
■タックル
サオ:竿春きよ志 別誂10尺
ミチイト:「ザイトへら道糸フラッシュブルー」1.25号
ハリス:「ザイトSABAKIへらハリス」0.6号40cmと55cm
ハリ:「リグル」9号
ウキ:「旭舟 吟」5番(B12.5cm)
■撮影協力
埼玉県本庄市間瀬湖/舟宿一力様

石井旭舟の代名詞・深宙両ダンゴ。
近年一番魚影が多く釣れると言われる間瀬湖を攻略するセッティングとエサを見つけるまでのアプローチ解説。
4:26
HERAサプリ①「夏の入ったエサ」
“夏”とは「ダンゴの底釣り夏」のこと。このエサはグルテン繊維が配合されているので、落下中の開きを抑えタナで膨らみ剥がれるようにバラける。魚が多い時にブレンドすると効果的。
6:11
HERAサプリ②「エサなかったなぁ」
ウキはナジんでいてのアタリでエサは持っているように見えるが、空振ったことからエサの残りが僅かだったと推察。だからこのセリフが出た。
6:24
HERAサプリ③「細かいこと言えば持ちすぎ」
エサがしっかり持ちウキが深くナジんだ位置での空振りは、エサのサイズが食いごろでなかったことによるもの。だからエサが持ちすぎと判断した。
11:42
HERAサプリ④「これが欲だよ」
釣れるようになると、もっと釣ってやろうとなるのが釣り人の性。石井さんも例に漏れずもっと釣ろうとエサをさらに軟らかくした。これによってエサが持たなくなり釣りが崩れてしまった。だから「釣りは我慢だよ」と石井さんはよく言う。
■タックル
サオ:竿春きよ志 別誂10尺
ミチイト:「ザイトへら道糸フラッシュブルー」1.25号
ハリス:「ザイトSABAKIへらハリス」0.6号45cmと60cm
ハリ:「リグル」8号
ウキ:「旭舟 吟」3番(B10.5cm)→4番(B11.5cm)
■撮影協力
埼玉県本庄市間瀬湖/舟宿一力様

流域面積4100平方キロメートル、秋田の田園を潤す米代川に春、日本海からサクラマスが戻ってくる。4月1日の解禁から7月31日まで。銀箔の遡上鱒を求め、全国から腕自慢が馳せ参じる。宮城県石巻市に暮らす東北を代表するロックフィッシャー佐藤文紀さんも、そのひとり。サクラマスを追い続け、迎えた三十二度目の春。更なる大物に思いを馳せ…幾星霜経ても忘れえぬバイトの感動。本流に立ちこみ、孤高なるサクラマスに勝負を挑む。水面に張り詰める緊張感…聖地の格別な釣りを…
■タックル
ロッド:サクラマスロッド M 8ft6in
リール:中型スピニングリール HG
メインライン:PE 1号
リーダー:ナイロン 20lb
スナップ:クイックスナップX 1.5号
ルアー:強波動系シンキングミノー 85mm
フック:STX-38ZN #4
■撮影地 秋田県 米代川
■放送日 2024年6月22日

鈎サイズ使い分け検証/萩野孝之のメーター両ダンゴ【HERA三昧 File.01】
盛期の定番釣法「メーター両ダンゴ」名手萩野がどう釣りを組み立てていくのか、そのアプローチを分かりやすく解説。後半では、ここ数年必須テクにもなっているハリサイズの使い分けを検証。ハリサイズの違いで釣りが大きく変わることを実証してくれました。
05:45
HERAサプリ⑤ボソエサも試した
動画ではカットされているが、ハリを7号に代えてウキの動きが悪かったことから、ボソの開くエサも試している。しかし、エサが開くと魚がはしゃぐだけで食いアタリには繋がらなかった。その後、エサは元のネバにしハリスを伸ばす対応で良くなった。萩野は日頃からこのように色々と試して正解を導き出している。
09:02
HERAサプリ⑥リアクション
それなりに地合が完成されていても、何枚か釣ったあとなど寄せている魚量が減ることがある。そのような条件では思ったより静かにウキがなじんでエサが持ってしまうこともある。このなじんだ状態でサオを強く引きエサを動かすことで食いアタリを出すのがリアクション。萩野がここ数年多用しているテクニックで、サオを引いた時にエサが抜けないのがポイント。
16:00
HERAサプリ⑦ハリサイズで釣りが変わる
「バラサ」の5~7号を使い分けてもらったが、それにともないハリスの長さが変わった。つまりハリサイズの違いはそれだけ釣りに影響を及ぼすということ。どのサイズでも釣れる接点はあるが、難しいことをするのではなくシンプルに自分が釣りやすい動きを選択するのがベターだ。
■タックル
竿:獅子吼9尺
道糸:ザイト・白の道糸1号
ウキゴム:強力一体ウキベスト1号
サルカン:へらダブルサルカンダルマ型24号
ハリス:ザイト・SABAKIへらハリス0.6号 40-50cm
鈎:バラサ6号
ウキ:一志Dゾーン5番(B7cm)
■撮影協力
千葉県野田市/野田幸手園様